先生からのメッセージ

 大学は出会いの場です。チャンスは無数に転がっていますが、与えられるものではありません。自分で掴むものです。チャンスを掴むには、積極的に動いてみることです。
 大学生は、多少の失敗が許されます(もちろん、ある程度は、ですが)。多少の失敗は教員がフォローしてくれます。きちんと準備した上の挑戦であれば、失敗したとしても喜んでフォローします。ですが、学生自身が挑戦しないと、失敗もフォローもできません。大学教員は皆、教えたがりです。積極的な学生には、色んなことを教えたり、伝授してくれます。
 結局、自分から積極的に動いた人が、得をします。何事にも積極的に挑戦してみてください。その挑戦してみたいことの中に、アウトドアや野外活動があるなら、是非授業を履修したり、研究室を訪ねてきてください。

岡田成弘准教授 Masahiro Okada

専門分野の魅力について

 「アウトドア」や「野外活動」と聞くと、何を思い浮かべますか。「楽しい」「リフレッシュ」「インスタ映え」などでしょうか。ただの遊び、と思う人もいるかもしれません。実はその野外活動には、人を成長させる力(教育力)があるのです。どんな能力が伸びるのか、どうやって人が成長するのか、なぜ自然の中でやるのか。それを考えていくのが野外教育の研究です。また、野外活動は、成長や教育だけではなく、心身の健康、仲間作り、生きがい等、豊かな人生(QOLの向上)にもつながります。
 自然の美しさ・不思議さ・多様性、自然と人間の関係性、自然への畏敬の念等、自然やアウトドアを相手にした活動には、魅力がたくさんあり、楽しみ方も人それぞれです。何度やっても、何度行っても、毎回違った体験がそこにあるので、いつもワクワクドキドキできます。毎回新しい体験ができることも、アウトドアの魅力ですね。
 

現在の研究内容について

 私は、「自然の中での体験」について研究しています。どんな体験をすれば成長できるのか、どんな体験がその人の印象に残ったのか、。少し大げさな言い方をすると、どんな自然体験がその人の人生を変えたのか(どのような意味があったのか)、ということです。また、同じ自然体験をしても、成長する人としない人がいるのはなぜか、ということにも興味があります。
 主な研究テーマは、「どんな体験をすると、自然に対する価値観や環境配慮行動につながるのか」というものです。これまでの研究で、ただ自然体験をするのではなく、人工物の少ない、山の奥深くで、自然との一体感を感じるような体験(自然に溶け込んでいるような感覚)が、自然に対する価値観を変えたり、環境配慮行動につながる、ことがわかりました。今は、どうすればそのような体験をできるのか、どんな人がそのような体験をしやすいのか、を調べようと思っています。
 

 
先生からのメッセージ

 大学は出会いの場です。チャンスは無数に転がっていますが、与えられるものではありません。自分で掴むものです。チャンスを掴むには、積極的に動いてみることです。
 大学生は、多少の失敗が許されます(もちろん、ある程度は、ですが)。多少の失敗は教員がフォローしてくれます。きちんと準備した上の挑戦であれば、失敗したとしても喜んでフォローします。ですが、学生自身が挑戦しないと、失敗もフォローもできません。大学教員は皆、教えたがりです。積極的な学生には、色んなことを教えたり、伝授してくれます。
 結局、自分から積極的に動いた人が、得をします。何事にも積極的に挑戦してみてください。その挑戦してみたいことの中に、アウトドアや野外活動があるなら、是非授業を履修したり、研究室を訪ねてきてください。
 
 

岡田成弘准教授 Masahiro Okada

専門分野の魅力について

 「アウトドア」や「野外活動」と聞くと、何を思い浮かべますか。「楽しい」「リフレッシュ」「インスタ映え」などでしょうか。ただの遊び、と思う人もいるかもしれません。実はその野外活動には、人を成長させる力(教育力)があるのです。どんな能力が伸びるのか、どうやって人が成長するのか、なぜ自然の中でやるのか。それを考えていくのが野外教育の研究です。また、野外活動は、成長や教育だけではなく、心身の健康、仲間作り、生きがい等、豊かな人生(QOLの向上)にもつながります。
 自然の美しさ・不思議さ・多様性、自然と人間の関係性、自然への畏敬の念等、自然やアウトドアを相手にした活動には、魅力がたくさんあり、楽しみ方も人それぞれです。何度やっても、何度行っても、毎回違った体験がそこにあるので、いつもワクワクドキドキできます。毎回新しい体験ができることも、アウトドアの魅力ですね。
 

現在の研究内容について

 私は、「自然の中での体験」について研究しています。どんな体験をすれば成長できるのか、どんな体験がその人の印象に残ったのか、。少し大げさな言い方をすると、どんな自然体験がその人の人生を変えたのか(どのような意味があったのか)、ということです。また、同じ自然体験をしても、成長する人としない人がいるのはなぜか、ということにも興味があります。
 主な研究テーマは、「どんな体験をすると、自然に対する価値観や環境配慮行動につながるのか」というものです。これまでの研究で、ただ自然体験をするのではなく、人工物の少ない、山の奥深くで、自然との一体感を感じるような体験(自然に溶け込んでいるような感覚)が、自然に対する価値観を変えたり、環境配慮行動につながる、ことがわかりました。今は、どうすればそのような体験をできるのか、どんな人がそのような体験をしやすいのか、を調べようと思っています。
 

PROFILE
 
岡田 成弘 准教授
学 位 博士(コーチング学)
最終学歴 筑波大学大学院人間総合科学研究科3年制博士課程(単位取得満期退学)
所属学会 日本野外教育学会
日本環境教育学会
日本体育学会
日本レジャー・レクリエーション学会
日本環境心理学会
研究
キーワード
野外教育
自然体験
アウトドアスポーツ
キャンプ
環境心理学
担当授業 夏季野外活動理論演習
冬季野外活動理論演習
野外活動指導演習
レクリエーショナル・スポーツ演習
アウトドアスポーツ理論及び実習A/C/D他
主な
論文・著書
キャンプ中の自然へのアタッチメントを感じる体験が小中学生の自然に対する態度に及ぼす効果.野外教育研究,第22巻2号,1-15.2019年

遠征型キャンプが小中学生の自然に対する態度に及ぼす効果 −滞在型キャンプ及びキャンプ不参加者との比較−.コーチング学研究,第31巻2号,185-195.2018年

「冒険教育の理論と実践」第11章 冒険教育とプログラム開発.自然体験活動研究会編,杏林書院,p87-97.2014年

The Effects of In-Depth Outdoor Experience on Attitudes toward Nature. Journal of Outdoor Recreation, Education, and Leadership, No.5 Vol.3, 192-209. 2013

「野外教育の理論と実践」第15章 中〜長期プログラム.自然体験活動研究会編,杏林書院,p148-160.2011年
 
 

ゼミ紹介

ゼミの様子

 ゼミのモットーは、「理論と実践の融合」です。 
 まず体験してみないとわかりません。そのため、登山やスキー、キャンプなど、積極的に自然のなかに出かけていきます。自然の中の活動は、人間の思い通りにはいきません。だからこそ、仲間と協力したり、一生懸命考えたり、思い切って決断・行動することが求められます。そうやって培った力は、社会に出てからも必要とされます。
 しかし、体験するだけでは不十分です。そこで見つけた疑問や課題に対して、情報を調べたり、仲間と議論したりすることで、自分なりの答えを見つけていきます。そしてその答えを、また実践の中(現場)で試していきます。多くの体験が、様々な学問や理論にあてはめることができますが、その時は「理論と実践が融合」して、スカッとします。そのため、現場での体験だけではなく、理論を学ぶことや事前に準備すること、ふりかえることも大事にしています。
 アウトドア系の就職だけではなく、一般企業や教育関係に就職する人もいますが、ゼミでの経験を活かして、社会で活躍しています。趣味としての野外活動で、豊かな人生を送っている人もいます。みんな、自然の中で色んなことを学んでいきました。
 

ゼミを希望する学生に期待すること

ゼミ生に期待したいことは、「4コウ」です(3高や4低ではありません)。 
それは、「好」奇心、思「考」力、「行」動力、「向」上心、です。
・色んなことに興味を持ち、アンテナを張れる人。
・しっかり自分の意見を持ち、考えて、発信できる人。
・まずはやってみる精神で、色んなことに参加したり、自分から行動できる人。
・学ぶ姿勢、チャレンジ精神があり、成長のために自己内省できる人。
 野外ゼミでは、教員も一緒に自然の中で学びあいます。自然が先生であり、自然が教室です。一緒に学ぶ仲間として「やってみる」「責任を持って準備する」「ふりかえって次に活かす」の3つを大事にしていきましょう。そうすれば、より高いレベルでの学び合いが可能になります。