松下 宗洋 助教 写真
 
先生からのメッセージ

みなさんはこれまでスポーツと関わってきて、“この練習って意味あるのかな?”という疑問や“こうすればスポーツする人が増えるのに!”というアイディアが浮かんだことはありませんか?実はみなさんの疑問やアイディアのほとんどは、研究で明らかにされていません。言い換えれば、みなさんの疑問やアイディアは、とても重要な研究の種となります。生涯スポーツを学ぶなかで、自分が楽しく研究できるテーマとめぐり合い、楽しく向き合っていく姿勢を期待しています。

松下 宗洋 助教 MUNEHIRO MATSUSHITA

教育について

これまでのスポーツ経験を通じて芽生えた疑問やアイディアを大切にする。
 

研究分野について

スポーツに関わる政策立案に向けたエビデンス(科学的根拠)をつくる。
 

研究分野の魅力

最近、「エビデンス」という言葉をニュースなどで目にする・耳にする機会がありませんか?私の研究分野は疫学といい、そのエビデンス(科学的根拠)を提示する学問領域です。私はスポーツに関するエビデンス、特にスポーツを通じた健康づくり関わる政策立案に向けたエビデンスをつくる研究をしています。例えば「スポーツが健康づくりに貢献する」というたった一文を書くためにも、とても多くの疫学研究によるエビデンスが必要です。自分の研究がエビデンスの一つとなれば、効率的な健康づくりやスポーツ政策に貢献することができます。研究が社会に還元されることを見据えて、充実感と責任感をもって研究に取り組んでいます。
 

研究分野の今後の発展性について

みなさんが体調を崩して医療機関を訪れたとき、お医者さんは多くの研究データや情報を収集し、あなたの価値観を考慮しながらエビデンスに基づく医療(EBM:Evidence Based Medicine)を提供してくれます。このエビデンスをつくるのは、私が専門とする疫学です。現在では、政策立案も多くのエビデンスに基づいて行うことが重要視されています。そのため疫学研究の手法は医療だけではなく、スポーツ分野をはじめ多くの分野に活躍の場を広げることになるでしょう。
 

研究分野の社会性について

疫学では、データを集めるための調査の仕方、データ分析の仕方、データの読み方について発展してきた分野と言い換えることもできます。そのため疫学について理解を深めることは、世間に溢れている健康情報の中から“信頼できる健康情報”を見抜く力を養うことになります。 また学生が卒業して社会に出ると、多くのデータを見ることになりますし、もしかすると自分で分析することになるかもしれません。そのときに疫学の知識は役に立つと考えられます。

松下 宗洋 助教 写真
 
先生からのメッセージ

みなさんはこれまでスポーツと関わってきて、“この練習って意味あるのかな?”という疑問や“こうすればスポーツする人が増えるのに!”というアイディアが浮かんだことはありませんか?実はみなさんの疑問やアイディアのほとんどは、研究で明らかにされていません。言い換えれば、みなさんの疑問やアイディアは、とても重要な研究の種となります。生涯スポーツを学ぶなかで、自分が楽しく研究できるテーマとめぐり合い、楽しく向き合っていく姿勢を期待しています。
 
 

松下 宗洋 助教 MUNEHIRO MATSUSHITA

教育について

これまでのスポーツ経験を通じて芽生えた疑問やアイディアを大切にする。
 

研究分野について

スポーツに関わる政策立案に向けたエビデンス(科学的根拠)をつくる。
 

研究分野の魅力

最近、「エビデンス」という言葉をニュースなどで目にする・耳にする機会がありませんか?私の研究分野は疫学といい、そのエビデンス(科学的根拠)を提示する学問領域です。私はスポーツに関するエビデンス、特にスポーツを通じた健康づくり関わる政策立案に向けたエビデンスをつくる研究をしています。例えば「スポーツが健康づくりに貢献する」というたった一文を書くためにも、とても多くの疫学研究によるエビデンスが必要です。自分の研究がエビデンスの一つとなれば、効率的な健康づくりやスポーツ政策に貢献することができます。研究が社会に還元されることを見据えて、充実感と責任感をもって研究に取り組んでいます。
 

研究分野の今後の発展性について

みなさんが体調を崩して医療機関を訪れたとき、お医者さんは多くの研究データや情報を収集し、あなたの価値観を考慮しながらエビデンスに基づく医療(EBM:Evidence Based Medicine)を提供してくれます。このエビデンスをつくるのは、私が専門とする疫学です。現在では、政策立案も多くのエビデンスに基づいて行うことが重要視されています。そのため疫学研究の手法は医療だけではなく、スポーツ分野をはじめ多くの分野に活躍の場を広げることになるでしょう。
 

研究分野の社会性について

疫学では、データを集めるための調査の仕方、データ分析の仕方、データの読み方について発展してきた分野と言い換えることもできます。そのため疫学について理解を深めることは、世間に溢れている健康情報の中から“信頼できる健康情報”を見抜く力を養うことになります。 また学生が卒業して社会に出ると、多くのデータを見ることになりますし、もしかすると自分で分析することになるかもしれません。そのときに疫学の知識は役に立つと考えられます。

PROFILE
 
松下 宗洋 講師
学 位 博士(スポーツ科学)
最終学歴 早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 博士課程
専門分野

スポーツ疫学/公衆衛生における身体活動科学

所属学会 日本運動疫学会
日本疫学会
日本公衆衛生学会
日本産業衛生学会
日本健康教育学会
日本生涯スポーツ学会
日本体力医学会
日本体育・スポーツ・健康学会
研究
キーワード
身体活動
行動科学
ポピュレーションアプローチ
担当講義 運動処方論
公衆衛生学
衛生学(労働衛生法規含む)
環境保健学
主な
論文・著書
Matsushita M, Harada K, and Arao T. Relation between communicative and critical health literacy and physical activity in Japanese adults: a cross-sectional study. JPFSM. 2018; 7: 75-80. 

Matsushita M, Harada K, and Arao T. Socioeconomic position and work, travel, and recreation-related physical activity in Japanese adults: a cross-sectional study. BMC Public Health. 2016; 15: 916.

松下宗洋, 高橋将記, 荒尾孝. 日本人成人における仕事・移動・余暇の身体活動と抑うつの関連: 横断研究. 生涯スポーツ学研究. 2017; 13: 35-42.

松下宗洋, 原田和弘, 荒尾孝. 身体活動量増加の動機づけに効果的なインセンティブプログラム: コンジョイント分析. 日本公衆衛生雑誌. 2017; 64: 197-206.

松下宗洋, 原田和弘, 荒尾孝. 運動行動の動機づけに効果的なインセンティブ. 日本健康教育学会誌. 2014; 22: 30-38.

松下宗洋, 久保田晃生, 荒尾孝. 地域住民の身体活動促進を目的とした集団的介入戦略の開発: 研究プロファイル. 生涯スポーツ学研究. 2014; 11: 43-53.

松下宗洋, 澤田亨, 中潟崇, 西信雄, 奥田奈賀子, 宮地元彦. 国民健康・栄養調査の歩数データの特性. 日本公衆衛生雑誌. 2014; 61: 686-692.

松下宗洋, 宮地元彦, 川上諒子, 岡本隆史, 塚本浩二, 中田由夫, 荒尾孝, 澤田亨. 全身持久力および飲酒習慣が全がん死亡率に与える影響: 日本人男性を対象としたコホート研究. 体力科学. 2013; 62: 375-381.
 
 

ゼミ紹介

ゼミナール キャッチフレーズ

自分が感じた生涯スポーツの課題を自分で解決する。
 

ゼミ・研究室の発展性

現在、私のゼミでは学生が各々の好きなテーマを探し、そのテーマについて卒論に取り組みます。ただし自由なテーマで卒論を仕上げるには、文献の探し方、データの読み方、データ収集に関わる研究方法、そしてその解析方法について理解する必要があります。
 3年生には、疫学の研究方法を学びながら、学生自身が興味・関心のあるテーマについて文献を調べ、その内容についてプレゼンをしています。自分の好きなテーマに取り組んでいるので、発表準備やプレゼンも楽しそうに行っており、とても和やかな雰囲気で進められています。また3年生では、研究方法の理解を深めるために、プレ卒論として自分達でデータを収集し、まとめることをしてもらいます。
 4年生では、卒論に向けた研究計画作成に十分な時間を使い、いよいよ各自が設定したテーマの研究がスタートします。こちらも学生がそれぞれ自由に設定したテーマで研究を行っていることから、真摯に卒論に取り組んでいます。また希望者には、自分の研究データをまとめて学会発表にもチャレンジしています。
 

これまでの主な修士・卒業論文テーマ

・ストリートダンスにおける練習環境による疼痛有訴の調査
・大学準硬式野球におけるバントの有効性
・硬式テニスにおけるストリングの異なるテンションによるフォアハンドのコントロール性能の比較
・大学生における場面別身体活動と主観的な睡眠状況の関連